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公文式 学習療法について

認知症の予防・進行抑止改善のための非薬物療法

小規模多機能施設 なの花では、認知症の予防と進行の防止に介護施設としてできる非薬物療法として公文式の学習療法を取り入れています。
加西市では弊社のみです。
 
認知症の進行により問題行動の出現していた方は平穏な気持ちを取り戻し自宅で過ごせるようになった方や、老人性うつ病のかたが、精神状態の安定につながり、良い状態を維持できているなど、多数の成功経験をもっております。

学習療法®とは?

学習療法は、読み書き・計算、コミュニケーションにより、脳の活性化を促し、認知症の予防・改善をはかるオリジナル・プログラムです。

学習療法は「学習」という名前がついていますが、子どもたちの「学力をつけるための勉強」とは全く考え方が異なります。頭の健康を維持するためのいわば音読と簡単な計算による「頭の体操」です。
高齢者の方々が楽しく学習し、効果が出るように、教材や学習法が工夫されています。
音読や簡単な計算、コミュニケーションが脳(前頭前野)を活性化します。

加齢にともない脳の働きが衰え、それが重度になった状態が認知症。それによって引き起こされる認知障害、コミュニケーション障害、身辺自立の低下などが社会生活で問題となります。
その症状のほとんどは、頭のおでこ部分にある脳の前頭前野の機能にあるものと、学習療法を提唱した東北大学の川島隆太教授は考えました。

脳機能を調べる研究の結果、次のことがわかりました。

川島 隆太 教授

川島 隆太 教授

1959年、千葉県千葉市生まれ。東北大学医学部卒業。同大学院医学研究科修了。医学博士。東北大学加齢医学研究所所長。
 
脳のどの部分にどのような機能があるのかを調べる「ブレインイメージング研究」の第一人者。学習療法提唱者。

音読や簡単な計算が、前頭前野を活性化させ、脳機能を向上させます。

前頭前野
簡単な計算をしているとき、音読しているとき、コミュニケーションしているとき、そして、ほめられているときに脳の血流が増し、脳機能が活性化します。
下図の赤くなっているところが、脳の血流が増し、活性化しているところです

前頭前野が活性化する例

2+3や5+8のような簡単な計算をしているとき
本を音読しているとき

前頭前野があまり活性化しない例

54÷(0.51-0.19)のような複雑な計算をしているとき
一生懸命、明日の予定を考えているとき
 

こんな方にお勧めします!

自分らしく笑顔で暮らし続けたい。
昔できていたことが、またできるようにがんばりたい。
元気でいつまでも自宅で暮らし続けたい。
認知症にならないように、今のうちから予防しておきたい。

公文式学習療法®による学習者・ご家族への効果

学習者はその人らしさを取り戻し、ご家族は元気になる姿に喜びを感じられます
 
学習療法®による学習者・ご家族への効果

学習療法を行っている医師からのお勧め

できる部分に光をあてる

認知症リハビリは、
1(星)快適な刺激でコミュニケーションをはかるもの
2(星)役割と生きがいを担えるもの
3(星)正しい方法の繰り返しであること
といわれています。
 
これは、まさに学習療法そのものです。
学習療法は「できる部分に光をあてる」認知症リハビリだと思います。
 
もり内科クリニック(東大阪市)院長 田仲みすず先生(学習療法パートナーアドバイザー医師)

公文式学習療法®を始めるには…申込方法のご案内

1(星) ご利用の施設からの「申し込みの案内」に従いお申し込みください。
2(星) このプログラムに参加するためには、費用がかかります。金額は施設にご確認ください。
3(星) 学習開始時に、認知機能検査と読み書き計算のレベル診断を行いますので、ご了解ください。
4(星) 学習は、施設が定めた曜日(通所の方は利用日)に20分程度、学習療法実践士の資格を持つ施設職員が
行います。通所の方は、効果を高めるために、可能な範囲内でご家庭でも学習いただきます。
 
学習療法は、単純に読み書き・計算をすればよいという作業行為ではありません。
理論と技術を修得した学習療法実践士が対面で、週3回以上継続して正しく楽しい学習療法を積み重ねることで学習効果が表れてきます。

詳しくは学習療法センターHPをご覧ください。

有限会社ウェルビー
〒675-2332
兵庫県加西市鎮岩町482番地の1
TEL.0790-46-0735
FAX.0790-46-1735
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